モバイルブラウザでもPDFの翻訳は始められますが、完了までには2つの受け渡しを済ませる必要があります。元のファイルをアップロードすること、そして出来上がった結果をスマホに保存することです。プレビューのタブが開いただけでは、アップロードが完了したか、翻訳結果が端末に保存されたかは確認できません。
翻訳ページを開く前に、元のPDFをスマホのファイル選択画面から選べる状態にしておきましょう。あとで結果と見比べられるよう、ファイルは変更せずにそのまま残しておきます。
ファイル選択画面から選べるようにする
メールの添付ファイルを保存するか、「ファイル」アプリ、ダウンロードフォルダ、またはスマホのファイル選択画面に表示されるクラウドドライブのアプリで探します。クラウド上のファイルは、別の場所へアップロードする前に端末へダウンロードする必要がある場合があります。プレースホルダーを何度も選び直さず、ダウンロードが終わるのを待ちましょう。
ファイル名と拡張子を確認します。文書へのリンクはPDFそのものとは異なり、ページのスクリーンショットも完全なPDFの書籍ではありません。元の資料がスキャン画像の場合は、最も小さい文字が読めるかどうかを見ておきます。
大きなファイルでは安定した接続を使い、その文書をオンラインサービスへアップロードしてよいか確認してください。端末や職場のポリシーでファイルへのアクセスが制限されている場合は、許可されていないアカウント経由でファイルを移すのではなく、その権限の問題を解決します。
ブラウザから適切な設定で送信する
ブラウザでPDF CraftのPDFページを開き、求められたらサインインします。ファイル選択をタップしてPDFを指定し、アップロードが終わるまで待ちます。ファイルを選んだ状態とアップロードが完了した状態は別ものです。
出力形式を選びます。PDF出力はPDFの翻訳に使います。EPUBやMarkdownを選ぶ場合は、形式だけでなく言語も変えたいときに翻訳を有効にしてください。翻訳先の言語を設定し、用語や人名、文体について必要なら指示を加えます。
開始する前に設定内容を確認しましょう。ランディングページのURLからタスクの設定を判断しないでください。現在の上限や利用料金はタスク画面と料金に記載されています。モバイルでの作業だからといって、別枠の無料利用や異なる課金体系があるわけではありません。
この記事で説明するのはオンラインのブラウザでの作業です。専用のモバイル翻訳アプリは必要なく、そうしたアプリがあるとも限りません。
アップロード、処理中、ダウンロードの状態を見分ける
アップロードが途中で止まった状態は、タスクの完了ではありません。失敗したら、接続と元ファイルへのアクセスを確認してからアップロードをやり直します。タスクが作成されたあとは、別のコピーを送信する前にそのタスクの状態を確認してください。
長い文書や複雑な文書では、処理に時間がかかることがあります。PDFの見た目から完了時間を推測したり、待っている間にタスクを何度も作成したりしないでください。モバイルブラウザはバックグラウンドのページを中断することがあるため、タブが反応しないだけで処理が失敗したと判断するのは避けます。
タスクが完了したら、そのダウンロード操作を使います。結果がブラウザのプレビューで開いた場合は、明示的にファイルへ保存してください。SafariとChromeでこの最後の手順を説明したものがiPhoneでのダウンロードガイドです。
あとで見つけられる形で保存する
プロジェクトや書籍専用のフォルダなど、わかりやすいファイル名と保存先を選びます。保存した拡張子が選択した出力形式と一致しているか確認しましょう。PDF、EPUB、Markdownはそれぞれ別の種類のアプリで開きます。
固定レイアウトのページにはPDFリーダーが適しています。本文がリフローする書籍なら、EPUBリーダーで文字サイズなどを調整できます。Markdownはテキストエディタやノートアプリで扱うのがふつうです。付属のリソースがある場合は、文書と一緒に保管しておきます。
元のプレビュータブではなく、ファイル管理アプリから保存したコピーを開いてください。これでダウンロードが実際に端末へ残ったかを確認できます。別の端末やリーダーへファイルを移すときは、そのアプリの通常の読み込み・共有機能を使います。PDF Craftからのダウンロード自体には、クラウド同期や端末への配信機能はありません。
難しいページを1つ確認してから読み進める
見出し、段落、表や注記を元のPDFと比べます。スマホでは、拡大すると行の端が隠れたり、段組みのページが追いにくくなったりすることがあります。必要なら画面を回転させたり、特に密度の高いページを大きな画面で確認したりします。
スキャンした資料では、OCRの誤りと翻訳の誤りを区別してください。通常のテキストPDFでも、人名、数字、抜けている箇所を確認します。仕上がりが自分の文書に合わない場合は、PDF翻訳ツールの比較を参考に別の方法を検討してください。
最後に、すぐ見つけられる2つのファイルを手元に残します。元のPDFと、ダウンロードした結果です。あとで閉じてしまうかもしれないブラウザのタブより、確実に引き継げます。