# スペイン語文書の翻訳：翻訳方向と出力形式を決める

PDFやEPUBの文書をスペイン語へ、またはスペイン語から翻訳し、地域ごとの表現を指定したうえで、用語・数値・レイアウト・ダウンロードした結果を確認する方法を説明します。

「スペイン語文書を翻訳する」という言葉には、二つの異なる作業が含まれます。スペイン語で書かれた文書を理解することと、別の言語で書かれた文書のスペイン語版を作ることです。まずは翻訳の方向をはっきりさせましょう。そのうえで、ダウンロードしたいファイルの形式と、読み手が期待するスペイン語の地域変種を選びます。

契約書、読書用の小説、編集可能な調査メモでは、必要な出力が同じとは限りません。翻訳の進め方を選ぶ前に、出来上がったものをどう使うのかを決めておきます。

## 原文・訳文の言語と地域の希望を確認する

原文がスペイン語で英語が必要なら、訳文の言語に英語を選びます。原文が英語でスペイン語が必要なら、スペイン語を選びます。ランディングページの表示言語がそのまま作業内容を決めると思い込まず、実際の設定を確認してください。

地域による言い回しが重要な場合は、指示の中で具体的に伝えます。「一般読者向けにラテンアメリカのスペイン語を使う」は、最初の希望として妥当です。読み手がもっと限定されるなら、特定の国や定着した用語を指定することもあるでしょう。地域の指定は訳文を導くためのものであり、あらゆる現地表現が適切になることを保証するものではありません。

人名や用語については具体的に書きます。組織名は変えない、繰り返し出てくる技術用語は指定の訳語を使う、フォーマルな文体を保つ、といった指示が考えられます。短い指示の代わりに、文書の内容を推測で要約したものを貼り付けないでください。

公的機関に認められる翻訳や証明翻訳が必要な場合は、まず提出先の要件を確認します。自動処理で作った閲覧用のファイルは、その証明にはなりません。

## PDF・EPUB・編集可能な内容から選ぶ

PDF Craftのウェブ版で扱えるのはPDFとEPUBです。他のサービスで対応していても、Wordファイルや表計算、画像のフォルダーまで受け付けると決めつけないでください。

| 原文と目的               | 検討する進め方                     |
| ------------------- | --------------------------- |
| PDFの翻訳をPDFのまま納品したい  | PDFをアップロードし、出力にPDF、訳文の言語を選ぶ |
| 文字サイズを変えて読みたいPDFの書籍 | 出力にEPUBを選び、必要に応じて翻訳を有効にする   |
| 編集や調査メモに使いたいPDFの内容  | Markdownを選び、必要なら翻訳を有効にする    |
| 手持ちのEPUBの書籍         | 翻訳版または対訳のEPUBへ直接翻訳する        |

スキャンしたPDFでは、ページ画像から文字を認識し、読む順序を整える処理が必要です。確認すべき点は[スキャンしたPDFをEPUBにするガイド](https://pdfcraft.ai/ja-JP/blog/scanned-pdf-to-epub/)で説明しています。固定レイアウトのページを残すか、文字を組み直して読む形式にするかの判断は、[スキャンPDFのレイアウトとリフロー](https://pdfcraft.ai/ja-JP/blog/scanned-pdf-layout-vs-reflow/)をご覧ください。

EPUBやMarkdownに変換するだけでは、文章は翻訳されません。設定で選んでください。現在の手順では、EPUBの入力とPDFの出力には、翻訳を有効にする必要があります。対訳出力に対応しているのはPDF以外の形式であり、対訳のPDFが作れるという意味ではありません。

## 用語を指定しつつ、確認作業は省かない

英語からスペイン語への技術文書なら、たとえば次のような指示が役立ちます。

> ラテンアメリカのスペイン語を使ってください。製品名は変更しないでください。「machine learning」は「aprendizaje automático」と訳してください。明快でフォーマルな表現にしてください。

小説なら、技術用語よりも人名や会話文の扱いのほうが重要になるかもしれません。マニュアルなら、読み手が見分ける必要のある製品名、操作部品、警告、単位をはっきりさせます。

指示は短く、互いに矛盾しないようにします。一つの語に二つの意味がある場合は、機械的にすべて置き換えるのではなく、その違いを説明してください。翻訳後は、重要な箇所を文脈ごと確認します。

書式も別に確認が必要です。スペイン語の文章は、原文と比べて必要なスペースが変わる場合があります。とくにPDFでは、詰まった表のセル、図表のキャプション、見出し、ラベルを見てください。図がそのまま残っていても、図の中に埋め込まれた文字まで翻訳された証拠にはなりません。

## アップロードして、ダウンロードした結果を確認する

[PDFの作業画面](https://pdfcraft.ai/ja-JP/pdf-craft/)からアップロードするか、書籍の作業には専用の[英語からスペイン語へのEPUBページ](https://pdfcraft.ai/ja-JP/epub-translator/)を使います。実行する前に、訳文の言語、出力形式、指示内容を見直してください。初めての利用者には試用分のクレジットが付き、処理は使用量に応じて課金されます。現在の料金は[料金](https://pdfcraft.ai/ja-JP/pricing/)でご確認ください。

完了したタスクからダウンロードし、次の箇所を原文と比べます。

1. 否定、条件、警告を含む文。
2. 単位、通貨、日付、小数点記号を伴う数値。
3. 複数の章や節に出てくる人名や専門用語。
4. 表、図のキャプション、注番号の参照。
5. 読む順序が崩れやすい章やページの変わり目。

対訳のEPUBでは、原文の一節の後に訳文が続きます。その場で原文と見比べられますが、読む量は増えます。翻訳のみの出力では、原文を手元に置いておけば、見慣れない表現が出てきたときに調べられます。

最後に、実際に使う予定のビューアーやエディターでファイルを開きます。アクセント記号付きの文字、逆感嘆符や逆疑問符、いつもの文字サイズでの目次移動を確認してください。原文と翻訳版は別々に保存しておけば、正確な表現が必要になったときに原文へ戻れます。

